[深層NEWS]イスラエルへのミサイル攻撃、「『撃たざるを得なかった』のがイラン側の感覚」…高橋和夫氏
2026年6月9日、放送大名誉教授の高橋和夫氏と、元陸上自衛隊中部方面総監の山下裕貴氏がBS日テレの「深層NEWS」に出演し、緊迫する中東情勢について議論を交わした。イランが7日に行ったイスラエルへのミサイル攻撃をめぐり、高橋氏は、イスラエルが先にレバノンの首都ベイルート南郊を攻撃したことを踏まえ、「『撃たざるを得なかった』というのがイラン側の感覚だろう」と述べた。一方、山下氏は、攻撃の応酬が続く現状に触れ、「米国が強く介入しないと、停戦という形が崩れていく」と指摘した。
両氏の分析によれば、イランはイスラエルのベイルート攻撃を受けて、自国の影響力や威信を維持するために報復攻撃を避けられなかったとみられる。高橋氏は「イランはこれまで代理勢力を通じて対抗してきたが、直接攻撃に踏み切ったことで、新たな段階に入った」と解説。山下氏は、イスラエルとイランの直接対決が激化すれば、地域全体の安定が脅かされると警告した。
さらに、山下氏は「現在の応酬はエスカレーションの危険性をはらんでおり、米国が仲介役として積極的に動かなければ、停戦の枠組みが維持できなくなる」と強調。米国の関与の重要性を訴えた。高橋氏も「イランとイスラエルの双方が譲歩しない限り、事態の打開は難しい」と述べ、国際社会の調停努力が不可欠だと指摘した。
番組では、今後の展開についても議論が行われ、両氏は、地域の緊張緩和には外交的解決が急務だと結論づけた。



