トランプ米大統領は2日、国家情報長官代行に連邦住宅金融庁(FHFA)のマーク・パルト局長を充てると交流サイト(SNS)で発表した。イランの核開発を巡ってトランプ氏と意見の相違が表面化したギャバード長官は既に辞任を表明している。
パルト氏の経歴と役割
トランプ氏は投稿で、パルト氏が「市場の安全性と健全性、10兆ドル(約1560兆円)を超える資金の管理で豊富な経験を持っている」と述べ、その能力を高く評価した。パルト氏はFHFA局長を務めながら国家情報長官代行を兼務する異例の人事となる。国家情報長官は米国の情報機関全体を統括する重要なポストであり、代行とはいえその責務は大きい。
ギャバード氏の辞任表明
トゥルシー・ギャバード前長官は5月下旬、今月30日付で辞任する意向を示した。理由として、最近がんと診断された夫の闘病に付き添うためと説明している。ギャバード氏はトランプ政権内でイラン核開発問題を巡り、大統領と見解の相違があったとされ、辞任はその影響も指摘されている。
パルト氏は金融規制の専門家であり、情報分野での経験はないが、トランプ氏はその管理能力を信頼して起用したとみられる。今後の情報政策の行方に注目が集まる。



