中国の習近平国家主席は5日、北京の人民大会堂でラオスのトンルン国家主席と会談し、両国間の戦略的協力を新たな段階に引き上げるための枠組みを提案した。会談では、外交、国防、公安の各分野における高官級の戦略対話「3プラス3」の創設が提起され、両首脳はこれに合意した。
「3プラス3」の狙いと協力分野
習主席は会談で、「3プラス3の創設を契機として、国境を越えた犯罪に断固として取り組むべきだ」と強調。さらに、両国を結ぶ鉄道の沿線開発を推進し、ラオスからタイまでの直通運行を早期に実現する必要性を訴えた。また、人工知能(AI)やデジタル経済分野での協力拡大と中国からの支援を表明し、両国の経済協力の幅を広げる意向を示した。
トンルン主席の立場表明
これに対してトンルン主席は、中国と台湾を不可分の領土とする「一つの中国」原則を引き続き堅持する立場を明確にした。両首脳は、経済協力や犯罪摘発を含む多方面での連携強化で一致し、今後の具体的な協力策を進めることで合意した。
今回の会談は、両国関係の深化を示すとともに、地域の安定と発展に向けた中国の積極的な外交姿勢を印象づけるものとなった。新華社が伝えたところによれば、両国は今後、3プラス3の枠組みを通じて、安全保障や経済分野での協力をさらに推進する方針である。



