中国で7日、全国統一大学入試「高考(ガオカオ)」が始まった。大卒の就職難が社会問題化する中、技術者を養成する職業学校に進む学生が増加しており、出願者数は前年比45万人減の1290万人となり、2年連続で減少した。
「現代の科挙」と呼ばれる難関
出願者数が減ったとはいえ、高考は清代まで行われた官吏登用試験になぞらえ、「現代の科挙」とも呼ばれる難関試験である。近年は人工知能(AI)を悪用した不正行為を防ぐため、当局は対策に躍起になっている。
厳重なセキュリティ対策
広東省では、受験生は試験会場に入る前に金属探知機による検査を2回、スマートフォンやスマートウォッチ、眼鏡型電子機器「スマートグラス」などを検出できる探知機の検査を1回受けなければならない。眼鏡を着用する受験生は全員、いったん眼鏡を外して試験監督による検査を受ける必要があるという。
AI大手も協力
重慶日報によると、複数のAI大手は試験期間中、試験問題を撮影して解答を求めるといった受験に関連する一部機能の使用を制限した。この機能を使おうとすると「入試の公平性確保のため、試験時間中はこの機能は使用できない」と表示されるという。
保護者の願い
7日朝、広東省広州市の試験会場では多くの保護者が受験生を見送った。「試験合格」を意味する四字熟語を印刷した赤いTシャツを着た母親(52)は「娘の努力が実り、実力が発揮できることを願う」と語った。



