ロシアによるウクライナ侵攻を支援するために北朝鮮が派遣した兵士の戦死者が2000人を超えるとみられることが28日、明らかになった。平壌で26日に完工した戦没者追悼施設「海外軍事作戦戦闘偉勲記念館」の石碑に、約2300人分の名前が記されていたことが判明した。
北朝鮮兵の死者規模
北朝鮮はこれまでに派遣した兵士に死傷者が出たことを認めているが、具体的な人数については公表していない。一方、韓国の情報機関である国家情報院は昨年9月、北朝鮮兵の死者が2000人規模に達するとの見方を示していた。
北朝鮮はこれまでに1万人以上の兵士をロシアに派遣したとみられている。今回の石碑に刻まれた名前の数は、そのうちの戦死者数を示すものと受け止められている。
完工式の様子
26日に行われた完工式には、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記のほか、訪朝していたロシアのベロウソフ国防相、ウォロジン下院議長らが出席し、結束を確認した。式典では金正恩氏が演説し、ロシアとの連帯を強調したと報じられている。
この記念館は、海外での軍事作戦で命を落とした兵士をたたえるために建設されたもので、今回の石碑はその一部として設置された。名前が刻まれた兵士の多くは、ウクライナ戦線で戦死したとみられる。



