NY株小幅続伸、32ドル高 AI投資懸念後退で買い優勢 米イラン協議進展期待も
NY株小幅続伸32ドル高 AI投資懸念後退で買い優勢

NY株式市場が小幅続伸、ダウ平均は32ドル高で取引終了

連休明けの17日、ニューヨーク株式市場は穏やかな上昇基調を維持しました。ダウ工業株30種平均は前日比32.26ドル高の4万9533.19ドルで取引を終え、小幅ながら着実な続伸を記録しています。市場では人工知能(AI)開発投資を巡る懸念がやや後退し、買い注文が優勢となったことが上昇の主な要因と見られています。

AI投資懸念の後退と米イラン協議への期待

最近、一部の投資家の間で広がっていたAI関連企業への大規模投資に対する慎重論が、この日は幾分和らいだようです。これにより、技術株を中心に買い注文が増加し、市場全体を押し上げる形となりました。さらに、核問題を巡る米国とイランの協議が進展しているとの期待感も、投資家心理を下支えする材料として機能しました。

国際的な緊張緩和への期待は、地政学リスクを敏感に反映する株式市場にとって、常に重要な要素となります。今回の米イラン協議に関する前向きな見通しが、市場参加者のリスク選好度を高める一因となったようです。

PCE物価指数発表前の様子見ムード

一方で、今後の市場動向を左右する重要な経済指標の発表が間近に控えていることもあり、上値は限定的でした。特に、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の判断材料として重視する米個人消費支出(PCE)物価指数が20日に発表されるため、多くの投資家が様子見の姿勢を取っています。

この指標はインフレ動向を測る重要なバロメーターであり、FRBの今後の利上げペースに影響を与える可能性があります。そのため、市場では大きな賭けに出ることを避け、小幅な動きに落ち着いたと分析されています。

ナスダック総合指数も5営業日ぶり反発

ハイテク株が多くを占めるナスダック総合指数も、5営業日ぶりに反発を見せました。31.71ポイント高の2万2578.38で取引を終えており、AI関連懸念の後退が特にハイテクセクターにプラスの影響を与えたことが窺えます。

全体として、ニューヨーク市場は複数の要因が絡み合いながらも、穏やかな上昇トレンドを維持しました。今後の経済指標や国際情勢の進展によって、市場の方向性がさらに明確になることが予想されます。