外資系生命保険会社のメットライフ生命保険において、社員が出向先の代理店から顧客情報を不正に持ち出していた問題で、同社が1日午後に調査結果を公表する見通しであることが明らかになった。関係者によると、持ち出された情報の件数は国内の生命保険業界で過去最多となる可能性があるという。
調査結果の概要
メットライフ生命は、社員が広島銀行や福岡銀行などの代理店に出向中に、顧客情報を不正に持ち出した疑いが持たれている。これらの銀行は既に、メットライフ側が情報を持ち出していたことを公表している。金融庁は事態を重く見て、保険業法に基づく報告徴求命令をメットライフ生命に対して発出し、原因の徹底的な分析を求めている。
業界全体に広がる問題
生命保険業界では、出向者による情報持ち出しが広がっている。日本生命保険や第一ライフグループなど国内の大手生保4グループで、これまでに合計約3500件の情報持ち出しが確認されている。今回のメットライフ生命のケースは、件数がさらに上回る可能性があり、業界全体の信頼を揺るがす事態となっている。
メットライフ生命は、調査結果を踏まえて再発防止策を講じるとともに、金融庁の指導に従い厳正な対応を取る方針だ。今後の発表が注目される。



