名古屋市は、名古屋城天守閣を木造で復元する基本計画案を公表した。2028年度に着工し、2032年度の完成を目指す。現在の鉄筋コンクリート造りの天守閣は、戦後に再建されたもので、老朽化が進んでいた。木造復元により、往時の姿を再現するとともに、観光客の増加を見込む。
計画の概要
基本計画案では、地上5階、地下1階の木造建築を想定。総事業費は約500億円と試算される。市は、観光客が現在の年間約200万人から、完成後は約400万人に倍増すると予測。経済波及効果は年間約300億円と見込む。
スケジュール
- 2024年度:基本設計
- 2026年度:実施設計
- 2028年度:着工
- 2032年度:完成
木造復元の意義
名古屋城は、1615年に徳川家康の命で築城された。天守閣は1945年の空襲で焼失し、1959年に鉄筋コンクリートで再建された。木造復元は、歴史的価値の再評価や、伝統技術の継承につながると期待される。
課題
一方で、耐震性や防火対策、バリアフリー対応など、現代の基準を満たす必要がある。市は、専門家の意見を聞きながら、安全で快適な施設を目指すとしている。
今後の展望
市は、基本計画案をもとに、市民や有識者の意見を募集。2024年度中の策定を目指す。また、周辺の整備も進め、城郭全体の魅力向上を図る。



