アパホテル福島駅東がグランドオープン 県内3施設目、FC契約で初進出
アパホテル福島駅東が開業 県内3施設目でFC契約初

アパホテル福島駅東がグランドオープン 県内3施設目でFC契約初

全国展開するホテルチェーンのアパホテル(本社:東京都)は、2024年1月17日に福島県福島市中町に新たな施設「アパホテル福島駅東」をグランドオープンさせました。このホテルは、地元企業である川口商事(福島市)とのフランチャイズ(FC)契約に基づいて運営されるもので、アパホテルとして福島県内では3施設目、FC方式での開業は県内初となります。

開業までの経緯と背景

今回の開業に至るまでには、複雑な企業再編が行われました。昨年7月に、山形県を拠点とする環境開発が、従来「ホテルサンルート福島」を運営していた川口商事を、福島信金などの支援を得て合併・買収(M&A)しました。その後、同年11月に川口商事がアパホテルとFC契約を締結し、ホテルの大規模な改装工事を進めてきたのです。

ホテルの特徴と設備

新しくオープンしたアパホテル福島駅東は、地上7階建ての構造で、全83室の客室を備えています。「新都市型ホテル」をコンセプトに掲げ、以下のような先進的な設備を導入しています:

  • スムーズなチェックインを実現する「1秒チェックイン機
  • 全客室に50型以上の大型液晶テレビを設置

開業記念として、宿泊料金はシングルルームが5,100円から、ツインルームが1万円からと設定されており、手頃な価格で利用できる点も魅力です。

開業披露式典と関係者のコメント

1月17日には、現地で開業披露式典が開催され、アパグループの元谷一志社長兼CEOが出席しました。元谷社長は式典で「地元の魅力を発信しながら今後も躍進したい」と意気込みを語り、環境開発グループ・川口商事の仲條啓三会長CEO仲條静子社長ら関係者と共にテープカットを行いました。

元谷社長の今後の展望

式典後、元谷社長は報道陣の取材に応じ、福島県内でのさらなる事業拡大について以下のように述べました:

  1. 未進出地域への出店計画:いわき市、会津若松市、白河市など、現在アパホテルが進出していない地域でも、FC契約を通じて出店を広げたい意向を示しました。
  2. 地域特性を生かした展開:地元企業との連携により、地域ネットワークの拡大や地産地消の推進、地域特性に合わせたサービス提供に力を入れる方針です。
  3. 既存施設とのすみ分け:JR福島駅西口の「福島駅前」と新施設「福島駅東」では、客層やアクセスが異なるため、相互補完効果を狙いながら需要に応えたいと説明しました。

元谷社長はまた、災害時など有事の際には、ホテルが社会インフラとしての役割も果たせる可能性に言及し、地域貢献への意欲を強調しました。

今後の展開と期待

アパホテルは、福島駅東に加えて郡山駅前の新築棟が完成すれば、県内4施設目となります。元谷社長は「福島は浜通り、中通り、会津で地域性が異なり、ビジネスや観光のニーズに応えるため多面的な展開が可能だ」と指摘。未進出地域でのFC先募集を進めながら、東北地方に根付いた事業展開を目指すとしています。

この開業は、地元経済の活性化や観光促進に寄与することが期待されており、ホテル業界における新たなビジネスモデルの一例として注目されています。