加藤一二三九段のお別れ会に藤井聡太名人ら出席、名誉十段追贈と社団法人設立も発表
加藤一二三九段お別れ会 藤井聡太名人ら出席 名誉十段追贈

1月に86歳で亡くなった将棋界のレジェンド、加藤一二三九段のお別れ会が6日、東京都渋谷区の将棋会館で執り行われた。現役の藤井聡太名人・竜王(23)をはじめ、多くの棋士や関係者が参列し、故人をしのんだ。

現役最長記録を樹立した「ひふみん」

加藤九段は14歳でプロデビューし、77歳まで現役を続けた史上最年長記録保持者。「ひふみん」の愛称で親しまれ、独特の言動で将棋界を盛り上げた。また、18歳から42年間にわたり朝日新聞社の嘱託を務め、将棋文化の普及に貢献した。

朝日新聞社中村会長が追悼

お別れ会では、朝日新聞社の中村史郎会長が追悼の言葉を述べ、「立会人として控室にいらっしゃるだけでその場がパッと明るくなり、タイトル戦ならではの凛とした雰囲気が漂った。先生は唯一無二の存在だった」と故人をしのんだ。

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森内俊之九段、加藤九段への感謝を語る

棋士会会長の森内俊之九段は「先生の存在は私の人生の進路に大きな影響があった」と切り出し、自身がカトリック校のサレジオ学院中学に進学した背景には、カトリック信者だった加藤九段の存在があったと明かした。「加藤先生の存在が私の中学入学を後押ししてくださった」と感謝の意を述べた。また、公式戦などで約20局対戦した経験に触れ、「常に全力投球で闘志あふれる戦いぶりは鼓舞されているような気持ちになり、大切なことをたくさん教えていただいた」と振り返った。

名誉十段の追贈と新たな社団法人設立

加藤九段は現役時代に「十段」のタイトルを3期獲得し、その称号への強い思いを抱いていた。会では、日本将棋連盟から「名誉十段」の追贈状が贈呈された。さらに、加藤九段の資料などを管理し、将棋文化の発展につなげるための一般社団法人「加藤一二三レガシー」の設立も発表され、関係者から大きな拍手が送られた。

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