大分県内の農林水産業に携わる女性たちで構成される「おおいたAFF女性ネットワーク」が、設立10周年を迎えた。これを記念する式典が5月、大分市で開催され、20歳から80歳代までの約160人が参加。交流活動や勉強会を通じて結束を強め、農林水産業の振興と地域活性化に尽力してきた。会長を務める清松里沙さん(43)に、これまでの歩みと今後のビジョンについて話を聞いた。
AFFの名称の由来
「AFFは、Agriculture(農業)、Forestry(林業)、Fisheries(水産業)の頭文字を組み合わせた愛称です。県内で個別に活動していた4団体を統合し、若い世代にも参加しやすい組織として2015年に発足しました」と清松さんは説明する。
主な活動内容
ネットワークでは、会員同士の情報共有や、外部講師を招いた勉強会を定期的に開催。会員の意見を反映させた学びの場を提供している。経営発展セミナーも実施しており、秋の県農林水産祭に先立ち、食品衛生や販売促進、ポップの作り方に関するセミナーを開いた実績もある。
また、県の振興局単位で六つの支部に分かれ、ミカン、トマト、イチゴの3品目ごとに専門部会も設置。例えば、トマト農家で構成される「とまとぶ」は、大分県竹田市のイベント「竹楽」で竹灯籠を使った出店を行っている。
清松会長は「女性の感性を生かした加工品デザインや労働環境の改善など、農林水産業において女性の視点が光る場面は多い。今後もネットワークを通じて、地域の魅力を発信し、次世代へつなげていきたい」と語った。



