商業捕鯨の母船「関鯨丸」が8日、オホーツク海の排他的経済水域(EEZ)内での操業を終え、仙台市の仙台港に入港した。同船はナガスクジラ24頭とニタリクジラ27頭の計51頭を捕獲した。捕獲されたクジラは、9日に仙台市中央卸売市場で競りにかけられる予定だ。
操業の概要
「関鯨丸」は共同船舶(東京)が所有する商業捕鯨の母船で、山口県下関市の下関港を4月18日に出港。オホーツク海のEEZ内で今月上旬にかけて操業した。今年は漁の開始を約1カ月遅らせたため、ナガスクジラの脂の乗りが良いという。
ナガスクジラ肉の出荷計画
ナガスクジラ肉のうち約2トン分は、冷凍せずに生肉のまま東京や大阪などの市場に出荷される見通しだ。共同船舶の所英樹社長は、「今年は漁の開始を約1カ月遅らせたため、去年よりナガスクジラが肥えて脂が乗っている。『クジラの王様』をぜひ食べてほしい」とコメントした。
商業捕鯨の背景
水産庁は2024年にナガスクジラを商業捕鯨の対象に追加し、今年の捕獲枠は58頭と設定している。今回の捕獲はその枠内で行われた。



