福島県を訪れる観光客の数が、2025年に過去最高を更新したことが、県のまとめで明らかになった。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興の進展や、新たな観光スポットの開業が大きな要因とみられる。
観光客数の内訳
県内の主要な観光地を訪れた宿泊客と日帰り客を合わせた総数は、前年比で約10%増加し、過去最多を記録した。特に、会津地方や浜通り地方での伸びが顕著で、震災前の水準を上回る地域も出てきている。外国人観光客の回復も顕著で、円安の影響も追い風となっている。
復興の象徴としての観光
福島県知事は「観光客数の過去最高記録は、復興の大きな象徴だ」と述べ、地域の魅力が国内外に伝わっていることに手応えを示した。また、新たに整備された震災伝承施設や、地元食材を生かしたグルメツーリズムが人気を集めている。
一方で、宿泊施設の不足や交通アクセスの改善など、課題も浮き彫りになっている。県は今後、さらなる観光振興策を打ち出し、持続可能な観光地づくりを目指す方針だ。



