群馬・桐生で奇祭「御篝神事」開催 炎が舞う伝統行事に観客熱狂
群馬県桐生市広沢町の賀茂神社で、火の付いたまきを投げ合う奇祭「御篝(みかがり)神事」が行われた。大勢の見物客が集まり、炎が飛び交う迫力ある光景に見入っていた。
江戸時代から続く伝統 市の重要無形民俗文化財に指定
この神事の起源は定かではないが、江戸時代にはすでに行われていたとの記録が残っており、桐生市の重要無形民俗文化財に指定されている。長い歴史を持つ伝統行事として、地域に根付いている。
白装束の保存会員が炎を投げ合う 最大の見どころに
本殿での神事に続き、境内の御篝場に火が放たれると、祭りは最大の見どころを迎えた。白装束をまとった保存会員ら約40人が東西に分かれて向き合い、太鼓の音に合わせて「回して、回して、一、二の三」の掛け声を上げながら、火の付いたまきを投げ合った。
空中でまきが弧を描き、ぶつかり合うたびに地上に火の粉が降り注ぐ様子は、圧巻の光景だった。下にいたカメラマンは「いつものことですが、いい瞬間が撮れました」と笑顔を見せ、祭りの熱気を伝えていた。
この行事は、地域の結束を強め、豊作や無病息災を祈願する意味合いも持つとされる。毎年多くの人々が訪れ、独特の炎の舞いを楽しんでいる。