偕楽園梅まつり130回記念 歴代大使・むすめ101人が一堂に会す
水戸市の偕楽園で開催される梅まつりが、記念すべき130回目を迎えた。これを祝して、観光PRを担う歴代の「梅大使」と「梅むすめ」計101人の集いが2月14日、会場の偕楽園で盛大に開かれた。出席者の多くは、現役時代に着用していた着物とたすきを身にまとい、半数ほどが開花した梅の木を背景に、懐かしい思い出話に花を咲かせた。
県内外から集結 先輩から後輩へエール
集いには、茨城県内や首都圏をはじめ、新潟県や福島県からも参加者が駆けつけた。家族連れで訪れ、子どもに写真を撮ってもらう姿も見られ、和やかな雰囲気に包まれた。最も古参の参加者は、1964年の東京オリンピック開催年に第2代梅むすめを務めた水戸市在住の四宮勝子さん(81)。当時大学生だった四宮さんは、「選ばれた直後にスキーに行ってしまい、日焼けしてしまったんです。どうらんでごまかしたわよ」と笑いを交えて当時を振り返り、会場を沸かせた。
名称変更と役割の変遷 男性応募可も選出はなし
梅むすめの制度は1963年に始まり、公募で10人が選ばれた。それ以前は、来場者の出迎えや案内を主に水戸の芸者が担っていた。その後、市の男女平等参画基本条例の制定を受け、2001年に名称が「梅大使」に変更され、男性も応募可能となった。これまでに計600人以上が就任しているが、男性が選ばれた事例はまだない。梅大使たちは、黄門まつりや花火大会など地域の様々なイベントで観光PRに携わっている。
四宮さんの思い出と現役大使の決意
四宮さんは、竹かごに梅まつりのパンフレットを入れて東京や仙台を訪れた記憶があり、外国人観光客を案内している写真が残されているという。現役の梅大使に向けて、「いろいろな催しがあり、すごく勉強になって人生の糧になる」と温かいエールを送った。現在の第64代梅大使で水戸市在住の疋田結乃さん(27)は、「先輩方から当時の貴重な話を聞き、思いを引き継いで後世に伝える責任を強く感じました。SNSを活用して若い世代にもPRし、水戸の魅力を広く伝えたい」と意気込みを語った。
実行委員会主催の記念集い 3回目の開催
この集いは、梅まつりを主催する実行委員会が企画したもので、第50代となった2012年、120回記念の2016年に続き3回目となる。歴史と伝統を重んじる偕楽園の梅まつりは、地域の観光振興に大きく貢献し続けている。今後も多くの人々に愛され、さらなる発展が期待される。