巨人・阿部監督、開幕ローテ・先発オーダーは「全くの白紙」と明かす
読売巨人軍の一軍キャンプは那覇市に舞台を移し、2月14日から実戦を中心とした仕上げの段階に入る。阿部慎之助監督は、チームの現状と今後の展望について語り、開幕ローテーションと先発オーダーが未だ確定していないことを明らかにした。
若手選手の成長と自主性に期待
2月11日に行われた紅白戦では、多くの若手選手が好プレーを披露した。阿部監督はこの試合について、「見ることに徹した」と述べ、選手たちがオフシーズンから継続して準備を重ねてきた成果を評価した。特に、早朝の自主練習に積極的に参加する選手が増えている点を強調し、「コーチには指名して引っ張るのをやめてくれと伝えた。自分の時間にさせて、どう準備するかを考えさせたい」と語った。
監督は、昨年のキャンプで大きく成長した選手として中山礼都と泉口友貴を挙げたが、今年も「『おっ!』と思った選手が何人かいる」と明かし、これだけでも収穫だと述べた。高卒2年目の石塚駿斗には厳しいティー打撃メニューを課し、リチャード・スンガや荒巻秀智ら若手選手への指導にも力を入れている。
ベテラン選手の姿勢がチームに与える影響
坂本勇人をはじめとするベテラン選手の状態も良好で、阿部監督はその姿勢が若手選手に良い影響を与えていると指摘した。「若い子たちは『坂本さんでもこんなにやるんだ』と見ている。これが、口では伝えられない伝統の継承だと思う」と語り、チームの文化形成に言及した。
新戦力として加入した則本昂大や松本航、外国人選手らも順調にスタートを切っているが、開幕ローテーションと先発オーダーについては「正直、全くないね。投手も、野手も全くの白紙」と述べ、まだ構想が固まっていないことを認めた。監督は、練習を見ながら様々な可能性を模索していると説明し、開幕前まで悩みが続きそうだと付け加えた。
那覇キャンプでの競争と緊張感
那覇キャンプでは、選手間の競争が本格化する。阿部監督は、「オフから積み上げてきたものが本物なのか、試して確認する期間になる」と述べ、戦力の見極めが重要だと強調した。また、競争によって生まれる緊張感を前向きに捉え、「誰かが降格するんじゃないかというどんよりとした空気になるかもしれないが、その雰囲気に耐え、はね返してほしい」と選手たちにエールを送った。
巨人軍は、那覇でのキャンプを通じてチームの結束を高め、開幕に向けた最終調整を進めていく方針だ。