中道改革連合の新代表に小川淳也氏が選出 自衛隊明記に言及
中道改革連合は13日、東京・永田町の党本部で代表選の投開票を行い、立憲民主党出身の小川淳也氏(54歳、香川1区)が新代表に選出されました。小川氏は同党出身の階猛氏(59歳、岩手1区)を27票対22票で破り、党の新たな指導者として起立しました。この選出は、衆議院選挙での惨敗を受けた野田佳彦・斉藤鉄夫両共同代表の辞任に伴って実施されたものです。
党再建と高市政権への対峙が課題
小川新代表は、衆院選惨敗からの党再建が急務であると強調しました。高市早苗政権と対峙する野党第1党としての存在感を示せるかどうかが問われる中で、「野党第1党を再び国民にとって魅力と期待感にあふれたものへと生まれ変わらせたい」と決意を語りました。また、高市政権を「このたびの邪心に満ちた解散のあり方は、健全な自由と民主主義とは対極にある」と批判し、以下の4つの基本方針を掲げました。
- 自由と民主主義の堅持
- 徹底した平和主義の推進
- 生活者重視の政策
- 透明性の高い政治の実現
経済・社会保障政策への取り組み
物価高騰に対しては、減税と給付金による当面の対応を約束しつつ、食料やエネルギーを輸入に頼る経済構造の改革や雇用のあり方の見直しに取り組むと表明しました。さらに、少子高齢化社会に対応した社会保障制度の構築を目指すと述べ、自民党が衆院選で3分の2の議席を確保したことを踏まえ、「権力監視の仕事はおろそかにしない」と語りました。
憲法改正をめぐる発言と訂正
代表選出後の記者会見では、憲法改正に関する質問に対し、小川氏は「9条の積極改憲論者ではない」と前置きした上で、「自衛隊の明記があり得ないことだとは思っていない」と述べました。しかし、同日夜にX(旧ツイッター)を更新し、「9条護憲派までもが納得する冷静で実務的な議論でなければならないと申し上げたのが真意だ」と釈明し、発言を訂正するとしました。中道改革連合は結党時の基本政策で、自衛隊の憲法上の位置付けなどの議論を踏まえた責任ある憲法改正論議の深化を掲げています。
代表選の背景と今後の展望
代表選には党所属国会議員49人(立憲民主党出身21人、公明党出身28人)が投票し、公明党出身者は立候補しませんでした。小川新代表の任期は来年3月までとなります。党は、高市政権への対抗策として、中道の再建に努める考えを示しており、今後の政治動向が注目されます。この選出は、野党再編の流れの中で、中道改革連合がどのように存在感を発揮していくかを占う重要な節目となりました。