広島の床田寛樹が28日、本拠地で行われた巨人戦に先発し、8回を投げて被安打2、失点1の好投で今季初勝利を挙げた。開幕投手を務めた31歳の左腕は、試合後「やっと勝てたんで、ホッとしています」と安どの表情を浮かべた。
圧巻の投球内容
床田は低めへの制球と緩急を駆使し、淡々とした表情で投げ込んだ。五回までに許した走者は四球の1人のみ。六回2死まで安打を許さない圧巻の内容で、試合の流れを手放さなかった。八回にソロ本塁打を浴びたものの、それ以外は完璧に抑え込んだ。
再スタートの1年
プロ10年目の今季、初めて開幕投手の座をつかんだ床田。しかし、ここまでの4試合は援護に恵まれず、2敗を喫していた。12球団の先発投手で唯一、白星がなかった。昨季は8月下旬に9勝目を挙げながら、その後勝ち星を積み上げられず、2桁勝利は2年でストップ。今季を「再スタートの1年」と位置づけ、「(2桁勝利を)3年連続でやって、一人前。また、一からやり直し」と自らに言い聞かせてきた。
打線の援護
この日は打線も援護した。2点リードの五回1死一、二塁で坂倉将吾が巨人・則本昂大の直球を完璧にとらえ、左翼席へ3ラン本塁打。打った瞬間に本塁打を確信した坂倉は、ゆっくりと一塁へ歩き出した。「良いスイングができた。チャンスで回してもらったので、走者を皆かえせて良かった」と振り返った。この回、広島は計4点を奪い、リードを広げた。試合は11対1で広島が大勝し、1分けを挟んだ連敗を3で止めた。
新井監督の評価
新井貴浩監督は「トコ(床田)に勝ちがついたのは本当に良かった。真っすぐにキレがあった。打者の反応を見ても差し込んでいた」と称賛した。



