侍ジャパン、第2クールで戦闘モード突入 WBC2連覇へ練習に熱
侍ジャパン、第2クールで戦闘モード突入 WBC2連覇へ

侍ジャパン、第2クールで一気に戦闘モードへ WBC2連覇を目指す

2026年2月17日、侍ジャパンの練習現場は静寂に包まれていた。午前11時を過ぎてもメイン球場には誰もおらず、選手やチームスタッフは歩いて10分ほど離れた室内練習場に集結。内野手を中心に、サインプレーの確認が非公開で行われていた。

普段は一緒にプレーしていない選手たちの集まりである侍ジャパンでは、意思疎通の欠如や一つのミスが試合の流れを失いかねない。逆に、劣勢を覆すファインプレーの可能性も秘めており、繊細さが求められる練習だ。人気のないグラウンドが、逆に緊張感を漂わせていた。

非公開練習とピッチコム対応に注力

「(練習内容は)言えないですよ」。井端弘和監督は当然のように口を閉ざした。しかし、今大会から使用されるピッチコム(バッテリー間のサイン交換などを行う通信機器)への対応には時間を割いたようだ。走者が出れば、内野手も牽制などで関わってくるため、前回出場した源田壮亮選手も初体験となるが、「ここ一番で(サインプレーを)決めたいですね」と手応えを感じた様子だった。

情報への対応も動き出している。対戦が決まっている相手のデータを早めに把握するようダルビッシュ有選手が提案し、この日の朝までに共有された。具体的な打者を想定した細かい対策が、バッテリーを中心に始まっている。

キャンプから戦闘モードへ切り替え

「ここからは、キャンプじゃありません」。第1クールの練習後、松田宣浩野手・総合コーチはこう語った。第2クールに入り、本番をにらんだ侍ジャパンの戦闘モードが一気に高まった。選手たちの表情には、WBC2連覇への強い意欲がにじみ出ている。

侍ジャパンは、国際大会ならではのチームワークと戦術の精度を磨きながら、世界の強豪に挑む準備を着々と進めている。今後の練習や調整次第で、さらなる進化が期待される。