大相撲の大の里(25)が左肩痛の影響で、夏場所(5月10日初日、両国国技館)への出場に暗雲が立ち込めている。1日に行われた横綱審議委員会(横審)の稽古総見では、四股やすり足などの基礎運動のみで、肝心の土俵には上がらず、仕上げのぶつかり稽古が行われている最中に帰路に就いた。存在感を示す場面はなく、関係者からは厳しい視線が注がれた。
申し合いも断る
関係者によると、横綱・豊昇龍が大関陣に申し合いを呼びかけた際、大の里は参加を断ったという。相撲を取れない状態であっても、稽古場に居続けることは最低限の責務とされる中、早期退去には疑問の声も上がった。八角理事長(元横綱北勝海)は「最後に(ぶつかり稽古で)胸を出すかと思ったが…。これも自覚、勉強でしょう」と厳しく指摘した。
負傷からの長期化
大の里は昨年11月の九州場所13日目に左肩を負傷。以降、圧倒的な馬力と得意の左おっつけが影を潜めている。春巡業中には「こんなに長引くと思わなかった」と述べ、回復の遅れに焦りを見せていた。夏場所の出場可否は今後、本人と師匠、担当医師らが協議して判断する見通しだが、現状では出場は難しいとの見方が強い。



