メキシコ政府とFIFAがW杯安全確保で作業部会設置、麻薬組織の混乱受け連携強化
メキシコとFIFAがW杯安全確保で作業部会、麻薬組織混乱で連携 (05.03.2026)

メキシコ政府とFIFAがワールドカップ安全確保で作業部会を設置、麻薬組織の混乱を踏まえ連携強化へ

メキシコ政府は4日、2026年6月と7月に米国およびカナダと共催するサッカーワールドカップ(W杯)における安全対策を強化するため、国際サッカー連盟(FIFA)の関係者と会談を行い、作業部会を設置したことを正式に発表しました。この動きは、国内で会場となる3都市の一つ、中部グアダラハラが位置するハリスコ州において、先月に麻薬組織による破壊活動が発生し、治安上の混乱が生じたことを受けた緊急対応の一環として位置づけられています。

政府声明で明らかになった会談の詳細と参加者

政府の声明によれば、メキシコ側からは治安や国防、交通部門のトップクラスの責任者に加え、開催都市である3都市の関係者らが会談に出席しました。ガルシア治安・市民保護相は、政府と各都市が緊密に連携することで「大会期間中の安全を全面的に保証する」と強く表明し、FIFA側もこの取り組みに対して謝意を示したと伝えられています。

さらに、メキシコ政府は大会期間中の交通手段に関する具体的な計画についても説明を行い、観客や選手の移動を円滑に進めるための体制整備を進めていることを強調しました。この会談は、国際的なスポーツイベントを成功裏に開催するための基盤づくりとして、重要な一歩を踏み出した形です。

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ハリスコ州での麻薬組織による混乱と政府の対応

背景として、ハリスコ州では先月下旬、メキシコ軍が麻薬組織の首領を拘束する作戦を実施し、首領が死亡する事態が発生しました。これに対し、組織側は同州を中心に一部の道路を封鎖し、車両に火を放つなど激しい反発を示し、地域の治安に深刻な影響を与えました。このような状況下で、W杯の安全確保は喫緊の課題となっており、政府とFIFAの連携が不可欠と判断されたのです。

作業部会の設置により、メキシコ政府は治安対策を強化し、麻薬組織の脅威に対処しながら、国際的な注目を集める大会を円滑に運営することを目指しています。今後も、定期的な協議を通じて、具体的な安全計画の策定と実施が進められる見込みです。

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