第154回北信越地区高校野球県大会は最終日の3日、福井市のセーレン・ドリームスタジアム(県営球場)で決勝が行われ、敦賀気比が福井商に8-2で快勝し、2連覇を達成した。
敦賀気比、危なげない試合運びで頂点に
敦賀気比は4季連続29回目、春の大会では2年連続12回目の優勝を飾り、6月6日から長野県で行われる北信越大会の出場権を手にした。勝ちを重ねるたびにチームが完成していき、強力打線で相手を圧倒し続けた。決勝も危なげないゲーム運びで頂点に立った。東哲平監督が常に口にする得点力向上の課題に向き合い、北信越へ隙のない打線をつくり上げた。
初戦の福井農林・奥越明成戦は拙攻が続き、辛勝の開幕だった。「選手が相手をなめていた」と東監督。厳しく奮起を促され、準々決勝、準決勝はともにコールド勝ち。日替わりで活躍する選手たちがつなぐ意識を徹底し、得点の機会を増やしていった。
川原選手が4安打4打点の大活躍
決勝は中軸の川原成翔選手が先制と中押しの二塁打、ダメ押しの三塁打を含む4安打4打点の活躍を見せた。6-2の八回2死二塁では「ダメ押しの1点が大事」と集中力を切らさず、際どいボールをカットしてカウントを整え、変化球を右翼線へ飛ばした。昨秋の代打からスタメンへと出番を増やし「目の前の1打席で結果を出す気持ち」で振った。
貪欲に次の1点を求める選手たちの成長に東監督は「決勝は修正できていた。これからも、取れるところでどう1点を取るかを追求して」と促す。北信越、そして夏の甲子園を見据えているからだ。
目標は「圧倒的な差で勝ちきる」
大会前に、長谷川陽竜主将がチームで決めた目標を明かした。「相手に希望を持たせないくらい圧倒的な差で勝ちきらないと、夏の甲子園では勝てない。それを忘れないように」。大会で成長した選手たちが、宣言通りの結果を出した。
福井商、精彩を欠く
敦賀気比の投手陣が相手先発野手全員から16奪三振。中盤から主導権を握り、福井商を圧倒した。敦賀気比は同点の五回、敵失につけ込み押し出し四球と暴投で勝ち越すと、六回に川原の2点適時二塁打で突き放し、八回も川原が4打点目となる適時三塁打を放ち、ダメ押しした。
福井商は二回に4連打などで追いついたが、エース西田が8与四死球と乱調。打線も三回以降は2安打に抑えられた。



