ブラジル初の冬季五輪メダル!アルペン男子大回転でルカス・ブローテンが金メダル獲得
2026年ミラノ・コルティナオリンピックのアルペンスキー競技は、2月14日の男子大回転で歴史的な瞬間を迎えました。ルカス・ブローテン選手(ブラジル)が合計タイム2分25秒00で優勝し、冬季五輪の全競技を通じてブラジル初のメダルとなる金メダルを獲得したのです。
「夢が現実に」と涙の新王者
25歳のブローテン選手は表彰台でジャンプして喜びを爆発させ、「夢が現実となった。信じられないよ」と感激の涙を流しました。前回覇者のマルコ・オーデルマット選手ら強豪のスイス勢を抑え、1回目にトップに立つと、雪が舞う2回目も攻撃的な滑りを貫いてフィニッシュラインを通過。2位に0秒58差をつけてメダルとタイトル獲得を決めました。
ゴールエリアでは喜びのあまり崩れ落ち、試合後にはサンバを披露するなどして仲間らと快挙を祝いました。ブローテン選手は記者会見で、「ブラジル代表として出場してから五輪王者になるまで、多くの人が『頑張れブラジル、頑張れルーカス』と言葉をかけてくれた。ブラジル人の無条件の愛とサポートがあったから、あの速さで滑ることができた」と喜びをかみしめました。
ノルウェー出身からブラジル代表へ
ブローテン選手はスキーの盛んなノルウェー・オスロの出身で、以前はノルウェー代表として活躍し、前回の北京五輪にも同国代表として出場していました。大会後に現役引退を表明したものの、母親の母国であり、自身も若い頃に過ごしたブラジルで競技に復帰。今回の金メダル獲得は、その決断が実を結んだ形となりました。
サッカーやサーフィンなどブラジルで盛んなスポーツも大好きだというブローテン選手。今回の勝利は、ブラジルのスポーツ史に新たな1ページを刻むとともに、冬季競技における同国の存在感を大きく高めるものとなりました。
ミラノ・コルティナオリンピックでは、日本選手団もメダルラッシュを続けており、晴れやかな笑顔が会場を彩っています。ブローテン選手の金メダルは、五輪の多様性と感動を象徴する瞬間として、世界中のファンに記憶されることでしょう。