堀島行真、デュアルモーグルで銀メダル獲得 ミラノ・コルティナ五輪で日本勢16個目の栄誉
堀島行真がデュアルモーグル銀 日本勢メダル16個目 (15.02.2026)

堀島行真、デュアルモーグルで銀メダル獲得 ミラノ・コルティナ五輪で日本勢16個目の栄誉

2026年2月15日、イタリア・リビーニョ – ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの第15日目、フリースタイルスキー男子デュアルモーグル競技において、堀島行真選手(28歳・トヨタ自動車、岐阜県池田町出身)が見事な銀メダルを獲得しました。この輝かしい成果は、日本選手団にとって今大会で16個目となるメダルをもたらすとともに、堀島選手自身にとってはモーグル競技での銅メダルに続く二度目の表彰台登壇となりました。

王者との最後の一騎打ち、雪上の熱戦

男子デュアルモーグル決勝では、「王様」の異名で知られるミカエル・キングズベリー選手(33歳・カナダ)との一騎打ちが展開されました。堀島選手はこの大舞台で、長年追い続けてきたライバルの背中を捉え、追い越す最後の機会に臨みました。しかし、硬い雪面に足を取られてバランスを崩すアクシデントが発生。それでも会心の滑りを見せ、王者との熱戦を繰り広げました。

レース後、2人の選手は採点結果の表示を共に待ちました。勝敗が明らかになった瞬間、肩を寄せ合って互いの健闘を称え合う姿が、会場に感動をもたらしました。この五輪を最後の舞台と表明していたキングズベリー選手との対戦は、まさに時代の終焉を告げる記念すべき一戦となりました。

13年にわたる成長の軌跡

堀島選手とキングズベリー選手の因縁は、2013年2月にまで遡ります。当時中学3年生でワールドカップに初参戦した堀島選手にとって、すでに「キング・オブ・モーグル」として君臨していたキングズベリー選手は、まさに「胸を借りる」存在でした。敗れることが当然と考えられていた時代から、少しずつ成長を重ね、対等なライバル関係へと発展していきました。

その成長の原動力となったのが、スキー板のエッジで雪面を強く捉え、スピードを落とさず鋭く曲がる「カービングターン」の習得です。この技術を「世界一美しい」と称されるまでに磨き上げ、堀島選手の最大の武器となりました。さらに、男子モーグル界で最高難度とされる「コーク1440」(斜め軸に4回転)などのエア技にも積極的に挑戦し、新たな代名詞を手に入れました。

日本勢のメダルラッシュ続く

今回の堀島選手の銀メダル獲得に先立ち、14日(日本時間15日未明)にはノルディックスキー・ジャンプ男子個人ラージヒルで二階堂蓮選手(24歳・日本ビール)が銀メダルを獲得しています。二階堂選手は個人ノーマルヒルと混合団体でも銅メダルを獲得しており、今大会で3個目のメダルとなりました。

これらの活躍により、日本選手団のメダル獲得数は合計16個に到達。ミラノ・コルティナ冬季五輪における日本勢の健闘が、連日のように続いています。

変わらぬ尊敬と新たな道

表彰式では、優勝したキングズベリー選手、銀メダルの堀島選手、銅メダルのマット・グレアム選手が笑顔で並び、記念撮影に臨みました。この大舞台で2人が再び対戦することはないかもしれませんが、堀島選手のキングズベリー選手への尊敬の念は変わりません。

「生きざま、キングズベリー選手の背中っていうのは常に見ていきたい」 – 堀島選手のこの言葉が示すように、王者の背中はこれからも彼に道を示し続けるでしょう。銀メダルという輝かしい成果は、13年にわたる努力と成長の結晶であり、今後のさらなる活躍への確かな足掛かりとなるに違いありません。