りくりゅう、逆境を乗り越え金メダル 諦めない心で日本ペア初の頂点へ
りくりゅう、諦めない心で日本ペア初の金メダル

りくりゅう、逆境を乗り越え日本ペア初の金メダルを獲得

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケートペア競技で、三浦璃来と木原龍一組、通称「りくりゅう」(木下グループ)が、日本勢として初めての金メダルに輝いた。試合から一夜明けた17日午前、ミラノ市内で記者会見を開き、勝利の喜びと苦難を乗り越えた過程を振り返った。

ショートプログラム5位からの逆転劇

今大会では、ショートプログラムで5位と出遅れたりくりゅう組。首位との6.90点差を抱えながらフリーに臨み、歴代世界最高得点を記録しての逆転優勝を果たした。三浦は「諦めずに前を向いたことで金メダルにつながった」と語り、どんな困難があっても絶対に諦めない気持ちの重要性を強調した。

折れた心を支えた仲間たち

一方、木原は「僕自身の心は折れてしまっていたんです」と明かし、コーチからの「野球は九回の3アウトが取られるまで試合は終わらない。絶対諦めるな」という言葉に勇気づけられたと述べた。さらに、「次の日、朝から涙が止まらない状態だったんですけど、みんなが本当に僕の心を立ち直らせてくれた」と、チームや周囲のサポートに感謝の意を示した。

ペア大国を目指す今後の目標

今後の目標として、りくりゅう組はフィギュアスケートのペア競技への関心を日本で広げることを掲げた。木原は「日本がペア大国になるために、僕たちを見て『ペアをやりたい』っていう子が出てくるように頑張りたい」と語り、三浦も「引き続き日本から、ペアの選手をどんどん出していけるように私たちも頑張っていきたい」と意気込みを語った。

この金メダルは、団体戦での銀メダルと合わせ、日本フィギュアスケート界に新たな歴史を刻むものとなった。りくりゅう組の活躍は、逆境に負けない精神とチームワークの力を示す象徴として、多くのファンに感動を与えている。