カザフスタン史上初の金メダル!シャイドロフがフィギュア男子でSP5位から大逆転劇
カザフ初の金メダル!シャイドロフがフィギュア男子で大逆転

カザフスタン史上初の金メダル!シャイドロフがフィギュア男子でSP5位から大逆転劇

2026年2月13日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート男子フリー競技で、歴史的な瞬間が訪れました。カザフスタン代表のミハイル・シャイドロフ(21歳)が、ショートプログラム(SP)5位という不利な状況から見事に逆転し、同国史上初となる金メダルを獲得したのです。

信じられない勝利に頭を抱えるシャイドロフ

演技を終えたシャイドロフは、自身の後に滑ったメダル候補たちが転倒などのミスを重ねたこと、そして自分が頂点に立ったことが信じられない様子でした。頭を抱えたり、顔を覆ったりする姿が印象的でした。

「全ての選手が最高の演技ができるよう、心から応援していました。金メダルは信じられません」と、勝利の瞬間を振り返りました。

高難度ジャンプで大逆転を引き寄せる

SP5位からの大逆転を可能にしたのは、シャイドロフの得意とするジャンプの技術でした。フリーでは4回転ジャンプに5本挑戦するという高難度のプログラムを滑りきり、高い得点を獲得しました。

幼い頃から、五輪を連覇した羽生結弦選手に憧れていたというシャイドロフ。「彼の滑り、技術は今も模範です」と尊敬の念を語りました。

国民的英雄デニス・テンからの影響

シャイドロフの母国カザフスタンにおけるアイドルは、2014年ソチ五輪で銅メダルを獲得したデニス・テン選手でした。テン選手は2018年に強盗に襲われ、25歳という若さで非業の死を遂げた国民的英雄です。

「私がデニスに影響を受けたように、この金メダルが自国の次代を担う子供たちが扉を開けるきっかけになってほしい」とシャイドロフは語りました。

さらに、「可能性は無限大だと知ってもらえるでしょう」と付け加え、氷上競技でカザフスタン史上初の金メダリストとして、最高の手本を示したのです。

この勝利は、カザフスタンのスポーツ史に新たな一章を刻むとともに、冬季オリンピックにおける新たな勢力の台頭を印象づけるものとなりました。シャイドロフの金メダルは、逆境からの逆転劇としても長く語り継がれることでしょう。