将棋の名人位を頂点とする棋戦「順位戦」(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最下級クラスであるC級2組の昇級枠が、来期(2026年度)から従来の3人から4人に拡大されることになった。この変更は、2026年6月5日に東京都内で開催された日本将棋連盟の通常総会で議案として諮られ、賛成多数で可決された。
51年ぶりの昇級枠拡大
順位戦は、優勝者が名人への挑戦権を得る最上位のA級をはじめ、B級1組、B級2組、C級1組、そして最下級のC級2組の全5階級で構成される。6月から翌年3月まで続く長期リーグ戦で、各階級の成績上位者が昇級できる仕組みだ。
C級2組は、プロ入り直後の新四段らが参加する階級であり、1976年度の第36期(当時の名称は昇降級リーグ4組)から昇級枠が1人増えて3人となった。今回、来期から4人に拡大されることで、実に51年ぶりの昇級枠拡大となる。
在籍者増加に対応
近年、C級2組の在籍者数は50人台まで増加している。そのため、9勝1敗の好成績でも昇級を逃すケースが生じるなど、制度の見直しを求める声が棋士や関係者から上がっていた。今回の昇級枠拡大は、こうした状況に対応するための措置である。
日本将棋連盟は、今後も棋士の増加や競技環境の変化に応じて、必要に応じた制度改正を検討していく方針を示している。



