福島高専生が防災カウントダウンカレンダーを考案 水害への備えを日々促す
福島県いわき市にある福島工業高等専門学校(福島高専)の学生たちが、自然災害への備えを日常的に考えるきっかけとなる「防災カウントダウンカレンダー」を考案しました。このカレンダーは、主に水害をテーマとしており、災害発生が予想されるまでの7日間をカウントダウン形式で示し、各日に具体的な防災準備を記載することで、段階的な備えを促す仕組みとなっています。
カウントダウン形式で防災意識を高める
考案した学生たちは、岡田さんと横山さんを中心としたチームで、防災教育の重要性を感じ、このプロジェクトを立ち上げました。カレンダーでは、例えば「発生7日前には非常食を確認」「発生3日前には避難経路を再点検」といったように、1日ずつ異なる備えの項目を設け、ユーザーが計画的に行動できるよう設計されています。これにより、災害時に慌てずに対応できるよう、日々の小さな積み重ねを重視しています。
岡田さんは、「多くの人が防災を後回しにしがちな現状を変えたいと思い、カウントダウン形式で視覚的に分かりやすくしました」と語り、横山さんも「特に水害は突然発生することが多いため、事前の準備が命を守る鍵になります。このカレンダーが地域の防災力向上に役立つことを願っています」とコメントしています。
地域社会への貢献と今後の展開
この防災カウントダウンカレンダーは、福島県いわき市を中心に、学校や地域の防災訓練で活用される予定です。学生たちは、地元の自治体や防災機関と連携し、カレンダーの普及を通じて、より多くの人々に防災意識を浸透させたいと考えています。また、将来的には他の災害タイプ(例:地震、台風)にも対応したバージョンの開発も視野に入れており、防災教育のツールとしての可能性を広げています。
福島高専の関係者は、「学生たちの創意工夫が地域の安全に直結する取り組みは、教育の成果として誇りに思います。今後も実践的な学びを支援していきたい」と評価しています。このプロジェクトは、若者の視点から生まれた防災ソリューションとして、社会全体の防災対策に新たな風を吹き込むことが期待されています。