広島・東広島で強盗放火殺人事件 妻が2階から飛び降り脱出、夫は死亡
広島・東広島で強盗放火殺人 妻が脱出、夫死亡

広島・東広島で強盗放火殺人事件 妻が2階から飛び降り脱出、夫は死亡

2026年2月16日午前3時30分頃、広島県東広島市黒瀬春日野の2階建て住宅で、近隣住民から「2階から火が出ている」と119番通報があった。約5分後には、「血まみれの女性が助けを求めている」との110番通報も入り、駆けつけた県警東広島署員らが住宅敷地内で血を流して倒れている男性を発見。その場で死亡が確認された。

男性は首に切られた傷があり、上半身には重いやけどを負っていた。県警は殺人事件とみて、詳細な捜査を開始した。火災が発生し、敷地内で男性が死亡していた現場は、同日午前11時51分に撮影された写真で確認できる。

妻が近隣住宅に駆け込み、パニック状態で事件を説明

県警などによると、この家は住宅リフォーム会社を経営する40歳代の男性と50歳代の女性の夫婦2人暮らしだった。妻とみられる女性は、血を流した状態で近隣の住宅に駆け込み、病院へ搬送された。顔や頭部に傷ややけどを負ったが、命に別条はなく、事件に関与した人物が逃走したという趣旨の説明をしていたという。

妻が駆け込んだ近隣住宅の60歳代女性が16日夜、取材に応じ、当時の様子を語った。午前3時半頃にインターホンが鳴り、ドアを開けると、女性が頭から血を流して玄関前に座り込んでいた。驚いて悲鳴を上げると、女性は「強盗に入られて、火をつけられた」と話したため、急いで家の中に入れ、施錠した。

女性は靴を履いておらず、「私は2階から飛び降りたが、旦那がまだ家の中にいる。助けてほしい」とパニックに陥った様子で説明した。騒ぎで目を覚ました家族が110番し、駆けつけた消防隊員が女性を救急車に乗せ、病院に搬送した。

地域住民が恐怖と不安を語る

この近隣住宅の女性は、この地域で40年ほど暮らしているが、事件が起きた家の住人とは面識がないという。「こんな物騒な事件が起きたことは今までなかった。テレビのニュースで、まだ犯人が捕まっていないと流れていたので本当に怖い。早く事件が解決してほしい」と祈るように語った。

県警は、男性の死因や事件の詳細な経緯を調査中で、犯人の特定と逮捕に向けて捜査を強化している。現場周辺では、住民の不安が広がっており、防犯対策の強化が求められている。

この事件は、住宅地での凶悪犯罪として地域社会に衝撃を与えており、早期の解決が期待されている。県警は、情報提供を呼びかけ、事件に関わる証言や証拠を求めている。