岩手・花巻でクマ襲撃、猟友会員が顔にけが 住宅隣の林から突然飛び出す
岩手・花巻でクマ襲撃、猟友会員が顔にけが

岩手・花巻でクマが猟友会員を急襲、住宅隣接の林から飛び出す

2026年2月13日午後1時5分ごろ、岩手県花巻市栃内で、住宅に隣接する林の中から突然現れたクマに、同市に住む男性猟友会員(70歳)が襲撃され、顔にけがを負った。男性は直ちに病院に搬送されたが、幸いにも命に別条はない状態だという。

花火で追い払おうとした直後に急襲

花巻警察署の発表によると、この日、クマの目撃情報が寄せられたため、男性を含む猟友会員らが現場の住宅に駆け付けた。クマを追い払う目的で、林の方向に向けて花火を数発鳴らした直後、クマが突然襲いかかってきたという。現場は田んぼが広がるのどかな地域で、住民への注意を促していた署員が、顔から血を流す男性を発見した。

足跡をたどり北上市で成獣を駆除

事件後、別の猟友会員らがクマの足跡を追跡し、隣接する北上市で成獣1頭を駆除した。警察は、この駆除されたクマが襲撃事件を起こした同一個体であるとみており、詳細な調査を進めている。この一連の対応により、地域住民へのさらなる危険は回避されたが、住宅地に近い林でのクマ出没は、住民の安全を脅かす深刻な問題として浮き彫りとなった。

岩手県では近年、クマの生息域が拡大し、人里への接近が増加していると指摘される。今回の事件は、そうした状況下で、猟友会員らが危険を冒しながらも迅速に対応した事例として注目される。警察や地元自治体は、引き続き住民への注意喚起を強化し、再発防止に努めるとしている。