福島県内で、インフルエンザと新型コロナウイルスの感染症患者数が増加していることが、県の発表で明らかになった。県は、両方の感染症が同時に流行する「ツインデミック」の兆候が見られるとして、注意を呼びかけている。
インフルエンザ患者数が急増
県によると、2025年6月第1週のインフルエンザの定点当たり報告数は、前週比で約1.5倍に増加した。特に、県北部の地域で増加が顕著で、一部の学校では学級閉鎖の措置が取られている。また、新型コロナウイルスの感染者数も、同じ期間に前週比で約1.2倍に増加しており、両方の感染症が同時に拡大している。
基本的な感染対策の徹底を
県の担当者は、「インフルエンザと新型コロナウイルスは、いずれも飛沫感染や接触感染で広がるため、基本的な感染対策が有効です。手洗いやうがい、マスクの着用、換気などを徹底してください」と述べている。また、発熱や咳などの症状がある場合は、無理をせずに自宅で療養し、医療機関を受診するよう呼びかけている。
さらに、県は高齢者や基礎疾患のある人に対して、ワクチン接種を検討するよう勧めている。インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同時接種が可能であり、重症化予防に効果が期待できる。
県内の医療機関では、両方の感染症の患者が増加しているため、発熱外来の混雑が予想される。県は、事前に電話やオンラインで予約してから受診するよう推奨している。また、救急外来の逼迫を避けるため、軽症の場合はかかりつけ医を受診するなど、適切な医療機関の選択が求められている。



