神奈川県横須賀市で2024年、当時米海軍横須賀基地所属の米兵(23)の車にはねられ、同市の会社員伊藤翼さん=当時(22)が亡くなった事故で、遺族や弁護団、支援団体は22日、同市の上地克明市長宛てに再発防止対策の要請書を提出した。
要請書の内容
要請書は、同基地司令部や南関東防衛局長にも郵送された。要請書では、米兵による交通事故例の米海軍内での周知徹底、同基地では行われていない米兵の路上運転講習やテストの実施、米軍関係者の車両へのドライブレコーダー搭載の義務付けが必要だと指摘している。
裁判の経過
横浜地裁横須賀支部は昨年、事故を起こした米兵に対し、禁錮1年6月、執行猶予4年の判決を言い渡した。米兵は判決確定後に帰国して所在が分からず、遺族に対する十分な賠償がされていない。遺族らは国と米兵らに計約1億800万円の損害賠償を求めた訴訟を横浜地裁に起こし、審理が進められている。
遺族らは、再発防止とともに、米兵の所在確認や適切な賠償を求めている。今回の要請書提出は、同様の事故を防ぐための具体的な対策を求めるものであり、市や関係機関の対応が注目される。



