日本自動車連盟(JAF)が実施した全国調査により、信号機のない横断歩道で歩行者が横断しようとしている際に一時停止した車は、全体のわずか1割未満であることが明らかになった。
調査結果の概要
この調査は、全国47都道府県の信号機のない横断歩道を対象に行われ、歩行者が渡ろうとしている状況で車が一時停止した割合を計測した。その結果、全国平均の一時停止率はわずか8.6%にとどまり、多くのドライバーが歩行者優先のルールを守っていない実態が浮き彫りとなった。
都道府県別の状況
県別の結果では、長野県が28.5%で最も高く、次いで秋田県(25.2%)、富山県(23.7%)と続いた。一方、最も低かったのは大阪府で3.1%、愛知県(3.8%)、北海道(4.0%)が低い水準だった。長野県は前回調査でもトップであり、県を挙げた啓発活動の成果が表れているとみられる。
歩行者優先の意識向上が急務
道路交通法では、横断歩道付近に歩行者がいる場合、車両は一時停止しなければならないと定められている。しかし、実際の遵守率は低く、JAFは「ドライバーの意識改革が不可欠」と指摘する。特に、歩行者が渡ろうとしているのに減速しない車が多く、危険な状況が続いている。
JAFは今後も継続的に調査を行い、結果を公表することで、歩行者優先のルール徹底を呼びかけていく方針だ。



