栃木県上三川町の民家で親子3人が死傷した事件で、警察庁は5日、強盗殺人容疑で公開手配中の住所・職業不詳、益田和彦容疑者(48)について、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配した。捜査関係者によると、益田容疑者は事件の主導役とみられ、警察庁は同日、ICPOに対して身柄拘束を求める「赤手配」を要請した。
赤手配の詳細と容疑者の特徴
ICPOは公式ホームページで益田容疑者の顔写真を公開し、佐賀市出身、身長1メートル62、左前腕に3センチ未満のやけどの痕があるなどの特徴を記載した。赤手配は国際的な逮捕状に相当し、加盟国に対して容疑者の発見と身柄拘束を要請するものである。
事件の経緯と役割
事件は5月14日朝に発生。益田容疑者は秘匿性の高い通信アプリを通じて、現場の指示役とされる横浜市港北区の無職・竹前海斗容疑者(28)に犯行を持ちかけ、凶器のバールを準備した疑いが持たれている。竹前容疑者も逮捕されており、事件の全容解明が進められている。
逃亡経路と今後の捜査
益田容疑者は事件発生から3日後の5月17日、成田空港から出国。中国を経由してカンボジアに入国後、さらに東南アジアの別の国に移動したとの情報がある。東南アジアには匿名・流動型犯罪グループ(通称「匿流」)の拠点が存在し、警察は現地当局との連携を強化して行方を追跡している。
旅券の失効と国際協力
外務省は既に益田容疑者に対して旅券返納命令を発出しており、今月24日までに応じなければ旅券は失効する。警察庁はICPOを通じた国際的な協力体制のもと、早期の身柄確保を目指している。



