東大大学院元教授らを収賄罪で起訴 共同研究巡る汚職事件で東京地検
東大元教授ら収賄罪で起訴 共同研究汚職事件

共同研究を巡る汚職事件で東大元教授らを起訴

東京地方検察庁は2月13日、東京大学大学院の元教授と元特任准教授が、共同研究相手から高額な接待を受けたとして収賄罪で起訴しました。この事件では、接待を提供した一般社団法人の代表理事も贈賄罪で在宅起訴されています。

起訴された容疑者と具体的な内容

起訴されたのは、東京大学大学院の元教授で医師の佐藤伸一容疑者(62歳)と、同大学院の元特任准教授で医師の吉崎歩容疑者(46歳)です。両名は収賄罪で起訴され、吉崎容疑者は在宅起訴となりました。

さらに、接待を提供したとされる一般社団法人「日本化粧品協会」の代表理事、引地功一容疑者(52歳)が贈賄罪で在宅起訴されました。

事件の詳細と接待内容

東京地検の発表によると、佐藤容疑者と吉崎容疑者は2023年3月から2024年8月にかけて、日本化粧品協会との共同研究において便宜を図る見返りとして、引地容疑者から高額な接待を受けたとされています。

具体的な接待内容は、高級クラブや性風俗店での飲食などで、佐藤容疑者は約180万円相当吉崎容疑者は約190万円相当の接待を受けたと見られています。この金額は、両容疑者がそれぞれ個別に受けた総額を示しています。

捜査の経緯と今後の展開

東京地検は、この事件について詳細な捜査を進めてきましたが、現時点では3人の容疑者の認否については明らかにしていません。事件は共同研究を巡る汚職として注目を集めており、今後の裁判の行方が注目されます。

この事件は、大学と企業の共同研究における倫理的問題を浮き彫りにしました。研究機関と民間団体の協力関係において、適切な境界線を維持することの重要性が改めて問われることになりそうです。

東京地検は、引き続き関係者からの聞き取りや証拠の収集を進めるとともに、類似のケースがないかどうかも調査を進めていく方針です。