神奈川県真鶴町の町役場内で発生したハラスメント疑惑を巡り、町議会の調査特別委員会(百条委員会)は27日、職員へのパワーハラスメントが疑われる小林伸行町長(50)の証人尋問を実施した。町長は人前で職員を大声で叱責するなど不適切な言動が複数回あったことを認めたものの、ハラスメントには当たらないと主張した。
町長の主張と認めた事実
尋問の中で町長は、「職員が幼稚な対応をした際に、高ぶって大声をあげたことがある」と述べ、複数回の事案を認めた。また、会計年度任用職員に対して電話越しに怒鳴ったことがあり、その際に大塚伸二副町長から注意を受けたことも明らかにした。さらに、複数の課長から苦言が寄せられていたとも話した。
ハラスメント該当性は否定
町長はこれらの事案について「不適切な対応」としながらも、「ハラスメントの要件には該当しない」と述べた。その理由として、仕事を満足に遂行しなかったり、人事に不服を唱えたりする職員が少数存在すると主張し、「役場の吏員は町長の補助機関であり、正当な理由なく命令を拒むのはおかしい」と持論を展開した。
SNSでの発言も問題に
町長は自身のSNSで、職員に対して「発達障害」などと発信していたことも明らかになっており、百条委員会ではこうした言動も含めて慎重に審議が進められている。委員会は今後も証拠を精査し、パワハラの有無について結論を導く方針だ。
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