エホバの証人信者の白内障手術拒否で滋賀医科大提訴、330万円賠償請求
エホバの証人信者手術拒否で滋賀医科大提訴

エホバの証人信者の白内障手術拒否、滋賀医科大を提訴

宗教団体「エホバの証人」の信者であることを理由に白内障の手術を拒否されたのは差別行為であり、精神的苦痛を受けたとして、滋賀県内の女性信者が、滋賀医科大付属病院(大津市)を運営する滋賀医科大に対し、330万円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に提起した。提訴は2026年1月23日付で、4月27日に明らかになった。

手術拒否の経緯

訴状によると、女性は2024年1月、かかりつけ医の紹介で同病院を受診し、両眼の白内障手術が必要と診断された。女性は宗教上の理由で輸血を受けられないことを文書で伝えたところ、医師から「エホバの証人の患者は受け入れていない」として手術を拒否された。後日、女性は別の医療機関で手術を受け、その際に輸血は必要なかった。

原告側の主張

女性側は、病院が患者の自己決定権を侵害し、正当な理由なく治療を拒否したことは「公立病院としての義務に違反する」と主張。代理人弁護士は「医学的に見て、原告の宗教上の信念に沿った治療は可能だったはず」と訴えている。

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病院の方針と回答

滋賀医科大付属病院はホームページ上で、宗教上の理由で輸血を拒否する患者に対しても「生命維持のために必要と医師が判断した場合には輸血を行う」と方針を示している。滋賀医科大は「係争中のため、回答は控える」としている。

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