資金流用疑惑の埼玉県議、知事の写真を無断使用したポスターを掲出し抗議受け撤去
資金流用疑惑の埼玉県議、知事写真無断使用のポスター撤去

自民党埼玉県連の政治資金を私的流用したとして除名処分を受けた前県連幹事長の小谷野五雄・埼玉県議(70)=無所属=が、埼玉県の大野元裕知事の写真を使用した政治活動用のポスターを作成し、知事側が「写真の無断使用だ」として抗議していたことが明らかになった。小谷野氏は抗議を受け、22日夜、自身の選挙区内に掲出したポスターをすべて撤去したと説明している。

ポスターの内容と経緯

このポスターは、演説会の告知を目的とした「2連ポスター」と呼ばれる形式で、小谷野氏と大野知事の顔写真が並んで印刷されている。ポスターの下部には、2027年8月1日に日高市内で開催する演説会の予定が小さな文字で記載されていた。

小谷野氏は朝日新聞の取材に対し、大野知事との2連ポスターは2022年ごろに作成したことがあると説明。「以前作った時に許諾を得たものだと思い、(新たに作り直して)継続して貼っていた」と釈明した。演説会の日程を更新して新たに製作し、今月中旬に約20枚を市内に貼ったといい、「改めて許諾の申請をしたい」とも述べている。

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公選法違反の可能性も

専門家は、公職選挙法上の「虚偽事項の公表」に該当する可能性を指摘している。小谷野氏は既に政治資金流用問題で県連から除名されており、今回のポスター問題でさらに批判が高まっている。知事側は「写真の無断使用は許されない」として厳重に抗議しており、今後の対応を検討している。

小谷野氏は2025年に政治資金約2794万円を私的流用したとして、県連から背任容疑で告訴されている。一連の疑惑について、県議会内でも説明を求める声が上がっている。

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