東京都文京区の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」で発生した死亡事故について、運営会社の女性社員が遊具を点検中に落下してきた座席部分に挟まれて死亡した。この事故で、座席の上下を油圧で調整する装置から油が漏れていたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。警視庁は、油漏れが事故の原因となった可能性があるとみて、詳しい経緯を調査している。
事故の概要と油漏れの詳細
事故が発生した遊具は「フライングバルーン」と呼ばれ、支柱とその周囲に取り付けられた座席で構成されている。この遊具は、支柱内部の油圧を変化させることで座席が上下する仕組みになっている。警視庁が22日に実施した現場検証の結果、油圧を調整する「電磁弁」と呼ばれる部品から内部の油が漏れていることが確認された。この油漏れにより油圧が低下し、座席が落下したとみられている。
点検作業の状況
事故当時、遊具は月に一度の定期点検中であったが、通常の点検項目には含まれていない電磁弁の清掃が行われていたとみられる。これは、点検前に遊具の動きが鈍くなっていたためとされる。
被害者の状況
司法解剖の結果、死亡した上村妃奈さん(24歳)の死因は外傷性ショックであることが判明した。頭部や肋骨など複数の骨が折れていたという。
事故発生の経緯
事故は21日午前11時50分ごろに発生。支柱付近で脚立に乗っていた上村さんを含む6人の作業員が作業中だった。



