自転車青切符制度を悪用した詐欺事件が名古屋で発生 70代男性が5万円被害
名古屋・天白署は4月19日、自転車の交通違反に反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)制度を悪用した詐欺事件で、名古屋市天白区に住む70代のアルバイト男性が5万円をだまし取られたと発表しました。青切符制度に絡んだ詐欺事件の発生は、愛知県内で初めてのことです。
「歩行者がいるのに手信号をしないのは違反」と偽装
署の発表によりますと、事件は4月17日午後3時すぎに発生しました。男性が名古屋市名東区牧の原3丁目を自転車で走行していたところ、白いワゴン車に乗っていた男らに呼び止められました。男らは「歩行者がいるのに、手信号をしないのは違反だ。警察官が2人いるから、2万5千円ずつ支払え」などと主張し、男性は合計5万円を手渡してしまいました。
詐欺を働いた男は2人組で、年齢は20代から30代くらいと見られています。いずれも青色の長袖ワイシャツを着用し、黒色の長ズボンをはいていたとのことです。男性は4月19日昼、天白区内をパトロール中の署員に相談したことで、事件が発覚しました。
愛知県内では2件目 警察が注意喚起
愛知県内では、4月15日にも一宮市で青切符制度を悪用した詐欺未遂事件が発生しています。天白署は「取り締まりの現場で警察官が直接、現金を受け取ることは絶対にありません」と強調し、市民に対して注意を呼びかけています。
青切符制度は、自転車の交通違反に対して反則金の納付を通告する制度ですが、警察官が現金を直接徴収することはなく、適切な手続きを経て支払いが行われます。このような詐欺事件が相次いでいることから、警察は不審な人物に金銭を要求された場合はすぐに110番通報するよう促しています。
今回の事件は、高齢者がターゲットにされた可能性も指摘されており、地域社会における防犯意識の向上が求められています。名古屋市では今後、警察と自治体が連携して、市民への啓発活動を強化する方針です。



