袴田巌さん、1年半ぶり公の場に 姉・秀子さんが冤罪被害の悔しさ訴え
袴田巌さん1年半ぶり公の場 姉が冤罪被害訴え

死刑判決を受け、再審無罪が確定した袴田巌さん(90)が憲法記念日の3日、静岡県袋井市で行われた姉の秀子さん(93)の講演会場に姿を見せた。公の場に登場するのは約1年半ぶりである。

約250人の聴衆が拍手で歓迎

車いすに乗った巌さんと秀子さんが一緒に会場に入ると、約250人の聴衆は拍手で迎えた。巌さんは長年の拘禁生活で精神を病んでいるが、マイクを握り、「世界を平和にしないと」などとあいさつした。

急きょ決まった登場

秀子さんによると、巌さんの登場はこの日の朝に急きょ決まったという。秀子さんが「講演に行ってくる」と伝えると、巌さんは「車なら行く」と話したという。

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現在の様子

巌さんは精神的に不安定な日もあるが、食欲はあり、最近はラーメンやうどんなどをよく食べている。支援者らとのドライブを楽しんでいるという。

講演会で冤罪被害の悔しさを訴え

講演会で秀子さんは、事件の発生から再審無罪を勝ち取るまでの道のりを、司会者と聴衆からの質問に答える形で振り返った。事件後は「アルコール中毒の一歩手前」まで追い詰められたと語り、冤罪被害者の悔しさを訴えた。

秀子さんは「巌さんは今もなお、冤罪による心の傷を抱えている。同じような被害を生まないためにも、再審制度の見直しが必要だ」と強調した。

会場からは「頑張ってください」との声が上がり、巌さんと秀子さんは笑顔で応えていた。

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