神奈川台場をVR・ARで体感、地元団体が歴史的価値を伝えるデジタルコンテンツ公開
神奈川台場をVR・ARで体感 地元団体が歴史的価値を伝える

神奈川県横浜市神奈川区にある幕末の史跡「神奈川台場」の歴史的価値を伝えるデジタルコンテンツが完成し、一般公開された。公益社団法人「神奈川台場地域活性化推進協会」が横浜市や横浜商工会議所の支援を受けて制作した。体験型コンテンツは、最新技術を駆使した3種類で、市民に披露された。

3種類のデジタルコンテンツ

コンテンツは、学術的根拠に基づき台場の姿を再現した3DCGによる「体験型VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)スマホ向けガイド」「郷土学習映像」の3種。VRでは、高精細な映像に加え、波音や海鳥の鳴き声、大砲の発射音などを再現。専用コントローラーを用いて臨場感あふれる幕末の台場を散策できる。ARは星野町公園や神奈川台場公園など4カ所のスポットに対応。現地でクイズを解くとスマホ画面に昔の風景が実景に重なって表示され、写真撮影も楽しめる。郷土学習映像は、台場の歴史と魅力を動画でわかりやすく紹介。小中学校の授業での活用が想定され、同協会ホームページで視聴可能だ。

制作発表セレモニー

制作発表セレモニーが5月26日に横浜市庁舎1階アトリウムで開催された。同協会の山本博士理事長は「四つのARスポットでの体験をぜひ楽しんでほしい」と来場者に呼びかけた。参加者でVRを体験した神奈川区の安田代之さん(78)は「幕末へタイムトリップしたかのようなリアルな感覚が楽しかった。これを活用して貴重な歴史と遺構の存在を多くの人に知らせてほしい」と語った。

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神奈川台場は、幕末に勝海舟の設計で築造された横浜開港のシンボル。今回のデジタルコンテンツは、歴史的価値を次世代に伝える取り組みとして注目される。地元団体は今後も地域活性化に貢献していく方針だ。

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