憲法記念日の3日、市民団体「愛知県平和委員会」(名古屋市東区)が、恒例の若者向けアンケートを名古屋駅前で実施した。高市早苗首相が改憲の国会発議に意欲を示す中、憲法全体の改正では賛否が拮抗した一方、戦争放棄などを定めた9条の改正には例年とほぼ同じ約6割が反対した。
アンケートの概要
アンケートは1993年から毎年実施されている。今年は青年・学生部のメンバーが街頭で若者に声をかけ、11~48歳(平均年齢20.49歳)の74人から回答を得た。
憲法全体の改正について
憲法全体の改正の賛否を問う項目では、賛成20人、反対21人で、最も多かったのは「わからない」の32人だった。賛否が拮抗する結果となった。
9条改正について
一方、9条改正には47人が反対し、賛成の8人を大きく上回った。9条改正に反対した人からは「憲法のおかげで日本は戦争に巻き込まれずに平和でいられる」などの意見が出た。賛成の人からは「今の日本は真に国際平和に貢献できていない」などの声が上がった。
イランへの軍事攻撃に関する質問
今年は米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃についても尋ねたところ、67人が「支持しない」と回答した。日本政府の対応として、38人が「停戦を呼びかける」と答え、「何もしない」も25人に上った。
若者の声
愛知県豊田市の女子高校生(15)は「今の憲法は戦争を再び起こしてはいけないという思いが込められている。昔の人たちの思いを無駄にしてはいけない」と9条の維持を主張した。イランへの攻撃を「支持しない」と回答した三重県鈴鹿市の高校1年村川愛さん(15)は「戦争をするくらいなら話し合いで解決してほしい」と話した。



