金正恩総書記、ロシア支援の北朝鮮軍を称える記念館建設現場を視察
北朝鮮の公式メディアは2026年2月14日、金正恩朝鮮労働党総書記が前日13日に、ウクライナに侵攻するロシアを支援するために派遣された北朝鮮軍の功績をたたえる「海外軍事作戦戦闘偉勲記念館」の建設現場を視察したと報じました。金氏は建設現場で細部に至るまで思想的、芸術的に完璧にするよう具体的な指示を出し、この記念館が軍部隊の「不滅の殿堂」になると述べました。
記念館の詳細と金氏の関与
視察が行われた場所は北朝鮮の首都・平壌で、外観が仕上がりつつある記念館の周囲には、戦死した兵士の墓とみられる石碑が多数配置されていました。金正恩総書記は2026年1月以降、この記念館の植樹を自ら手がけ、軍部隊の立像の制作を直接指導するなど、格別の関心を示しています。この動きは、ロシアへの軍事支援を国内外に強くアピールする意図があると見られています。
国際的な背景と北朝鮮の立場
ウクライナ侵攻をめぐっては、ロシアが北朝鮮から兵器や弾薬の供給を受けていると国際的に指摘されており、今回の記念館建設は、そうした軍事協力の公式な承認と位置づけられます。金氏の指示は、記念館が単なる建造物ではなく、思想的プロパガンダの役割も果たすことを強調しており、北朝鮮の体制強化と国際的な影響力拡大を図る戦略の一環と分析されています。
この記念館の完成は、北朝鮮とロシアの関係をさらに緊密化させ、東アジアの安全保障環境に新たな緊張をもたらす可能性が懸念されています。国際社会では、北朝鮮のこうした動きが、ウクライナ情勢の悪化や地域の不安定化を招くとして、警戒感が高まっています。