神田真人ADB総裁、再選に向け立候補表明 片山財務相が強力支持
アジア開発銀行(ADB、本部マニラ)の神田真人総裁は22日、任期満了に伴う総裁選へ、再選を目指して立候補する意向を正式に表明しました。ADBがこの日、公式に発表しました。
神田氏は、再選が実現した場合の抱負について、「我々の地域が直面する複雑な課題から確実に守るために、迅速かつ効果的な行動を取ることに全力を尽くす」と強い意欲を示しました。現在の任期は2024年11月23日までとなっています。
片山財務相「実務で動ける人材」と高評価
片山さつき財務相は同日、財務省内で記者団の取材に応じ、神田氏について詳細な見解を述べました。片山氏は、「神田総裁は国際金融全般に非常に詳しく、深い知識と経験を持っている。何よりも実務的に動ける人材だ」と高く評価しました。
さらに、アジア太平洋地域が直面する開発課題がますます複雑化している現状を踏まえ、「こうした課題に対応し、地域の持続可能な成長を導くリーダーシップを発揮できる人物として、神田総裁の再選を強く支持する」と明確に述べました。日本政府としても全面的なバックアップを行う姿勢を示しています。
神田氏の経歴と前回選出の経緯
神田真人氏は1987年に旧大蔵省(現財務省)に入省し、国際局長などの要職を歴任しました。2024年7月まで財務官を務め、国際金融の最前線で活躍してきました。
前ADB総裁の浅川雅嗣氏の退任表明を受け、日本政府の推薦を得て総裁選に唯一立候補。2024年11月には、加盟国からの全会一致の支持を得て総裁に選出されました。短期間ながらも、その実務能力とリーダーシップが高く評価される結果となっています。
今回の再選出馬表明は、こうした実績と信頼を背景に、アジア太平洋地域の開発金融における日本の存在感を維持・強化する重要な動きとして注目されています。今後の選挙情勢や国際的な反応が注目されます。



