米ニューヨークの国連本部で開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議は4日、核不拡散を扱う第2委員会の討議を開始した。NPTからの脱退を表明し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して、各国から強い懸念が示され、条約への復帰を求める声が相次いだ。
韓国代表が強い非難
韓国の代表は演説で「北朝鮮の核開発はNPTの信頼性に対する重大な挑戦である」と指摘。北朝鮮が自らを核保有国と称することについて「国際社会は決して受け入れてはならない」と強調した。また、ウクライナに侵攻するロシアに対しても、北朝鮮との「違法な軍事協力」を即時停止するよう求めた。
北朝鮮のNPT脱退と現状
北朝鮮は1985年にNPTに加盟したが、2003年に一方的に脱退を宣言。今回の会議にも参加していない。金正恩朝鮮労働党総書記は今年2月の党大会で核兵器の増産姿勢を示し、核保有の既成事実化を進めている。
欧州諸国も懸念表明
オーストリアやノルウェーなど欧州各国からも、北朝鮮の核・ミサイル開発への懸念や非難が相次いだ。カナダの代表は「北朝鮮の核保有を正当化するいかなる試みも拒否する」と述べ、NPTへの復帰を強く訴えた。



