6月11日に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)北中米大会に出場するイラン代表の選手26人全員に対して、開催国の米国が5日、入国に必要なビザを発給した。イランは予選リーグを米国で戦う予定で、無事に入国できるか注目が集まっていた。ただ、スタッフの一部にはビザが出ていない。ロイター通信などが伝えた。
ビザ発給の経緯
選手たちは5月からイランの隣国トルコで調整しており、首都アンカラの米国大使館でビザを申請していた。米国のトム・バラック駐トルコ大使は5日、自身のX(旧ツイッター)でビザ手続きが進んだことに触れ、「スポーツは国境を越える」と投稿した。
懸念されるスタッフの入国
一方、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」に関連するスタッフなど、一部のメンバーにはビザが発給されていない。イラン代表チームは予選リーグで米国、イングランド、ウェールズと対戦する予定で、チーム全体の移動や試合運営に支障が出る可能性がある。
イランは1979年のイスラム革命以来、米国と国交がなく、ビザ取得は困難とされてきた。今回のW杯開催に際し、米国政府はイラン選手へのビザ発給を約束していたが、スタッフの扱いが焦点となっていた。
イラン代表は5月29日にトルコのアンタルヤでガンビアと親善試合を行い、調整を続けている。W杯開幕まで残りわずかとなり、チームの入国がスムーズに進むかどうか、引き続き注目される。



