別府・由布市長が熱海で温泉PR合戦、湯量や自然アピール…熱海は「東京近さ」で反撃
別府・由布市長が熱海で温泉PR合戦、湯量や自然アピール

国内有数の温泉地として知られる大分県の「別府温泉郷」と「由布院温泉」を擁する別府市と由布市の両市長らが5月24日、静岡県熱海市を訪れ、温泉観光客の獲得を目指したPR合戦を繰り広げた。このイベントは、「日本一のおんせん県」を掲げる大分県が関東圏からの観光客誘致を狙い主催したもので、熱海駅前に特設ブースを設置。観光パンフレットや地元銘菓などを配布し、大分ゆかりの音楽家マーク・パンサーさんやタレントの中島知子さんらが軽妙なトークで大分の温泉の魅力を伝えた。

3市のトップが温泉の魅力を熱弁

PR合戦では、長野恭紘別府市長が「圧倒的な湯量、豊富な湯種、行かない理由はない」と力強くアピール。一方、相馬尊重由布市長は「自然に囲まれており、癒やし、おもてなしの心でお迎えする」と、由布院の静かな環境とホスピタリティを強調した。これに対し、斉藤栄熱海市長は「東京に近く、歴代将軍に特別視された質の良い温泉地」と応じ、アクセスの良さと歴史的な価値を前面に打ち出した。

大分県の戦略と熱海の反撃

大分県は今回のイベントを通じて、関東圏の温泉ファンに別府・由布院の魅力を直接訴えかける狙い。別府市長が語る「湯量と湯種」は、別府温泉が世界有数の湧出量を誇り、多種多様な泉質を持つ点を強調したもの。由布市長の「周囲の自然」は、由布院が雄大な由布岳を望む田園風景の中に位置し、リラックス効果の高い環境であることを示す。一方、熱海市長は、東京から新幹線で約40分という圧倒的な近さと、江戸時代から将軍家に愛された由緒ある温泉地である点を反撃材料に用いた。

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今回のPR合戦は、各温泉地の特徴を明確に打ち出すことで、観光客の選択肢を広げる効果が期待される。別府・由布院は九州旅行の拠点として、熱海は首都圏からの日帰り温泉として、それぞれの強みを生かした集客が今後も続きそうだ。

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