英紙テレグラフは7日、米国のトランプ政権がインド洋に位置する英領ディエゴガルシア島などをモーリシャスから購入することを検討していると報じた。この動きは、中東での軍事作戦を見据え、長距離爆撃機の拠点を安定的に維持する狙いがあるとみられる。
戦略的要衝ディエゴガルシア島
ディエゴガルシア島はインド洋の戦略的に重要な地点にあり、現在は米軍と英軍が基地を共同使用している。英国は2025年、同島を含む領土をモーリシャスに返還する協定に署名しており、基地は99年間維持される取り決めとなっていた。
トランプ大統領の批判
しかし、トランプ大統領は今年1月、英国による返還を「大変な愚行だ」と強く批判。さらに、対イラン軍事作戦において、同島の基地使用を英側が当初拒否したとして、スターマー首相を非難していた。
米国とモーリシャスの直接交渉
報道によると、米政権はモーリシャスと直接交渉することを検討している。この購入検討により、英国の返還計画が「頓挫する可能性がある」と専門家は指摘する。米国は中東地域での軍事的プレゼンス強化を図っており、ディエゴガルシア島の重要性は今後さらに高まると見られる。
今回の動きは、国際社会における米英関係やインド洋地域の地政学的バランスに影響を与える可能性があり、今後の展開が注目される。



