ドナルド・トランプ前米大統領は5日、ロシアとウクライナの間で和平交渉を直ちに開始すると発表した。声明で「両国は即時停戦に合意し、領土問題の解決に向けた話し合いを始める」と述べ、自らの仲介役としての役割を強調した。
トランプ氏の和平案の詳細
トランプ氏は、和平案として「現在の戦線での停戦」と「中立地帯の設置」を提案。また、ウクライナのNATO不加盟と、ロシアの一部制裁解除を条件に含めている。この案について、トランプ氏は「双方にとって公平な解決策だ」と主張した。
ウクライナとロシアの反応
ウクライナのゼレンスキー大統領は、声明で「領土保全を損なう和平は受け入れられない」と述べ、慎重な姿勢を示した。一方、ロシアのプーチン大統領は「交渉の用意があるが、現実的な提案が必要だ」とコメントし、トランプ氏の提案を評価しつつも条件付きで応じる意向を示した。
専門家の見解
国際政治学者のジョン・スミス氏は「トランプ氏の提案は、双方の譲歩を前提としており、実現は極めて困難だ」と指摘。また、欧州連合(EU)の外交官は「米国が単独で動くことは、国際的な枠組みを損なう恐れがある」と懸念を表明した。
トランプ氏は2024年の大統領選挙に向けて、外交実績をアピールする狙いがあるとみられる。和平交渉が実現すれば、国際社会での影響力を強める可能性がある。



